2日目、教育チームはタリンイングリッシュカレッジにお邪魔した。
タリン・イングリッシュ・カレッジ(TEC)は、タリンにある公立の英語学校である。幼稚園から高校まで、バイリンガルと国際的な思考力を身につけることに重点を置いた教育方針を持っている。また、TECでは、国際バカロレアプログラム(IB)を導入している。
授業見学
私たちは、生物、政治、環境、TOK(知の理論)の授業を見学した。IBの特徴でもあるが、先生が一方的に授業を提供するのではなく、生徒同士のディスカッションや、答えのない問いについて考えるなど、生徒主体の授業であった。先生と生徒の距離が近く、会話のようなやりとりで授業を行っていたことが印象に残っている。(楽しそうな授業!)
また、プロジェクターと書画カメラを用いた授業で、教科書やワークは紙を使用しており、授業スタイルは日本に近いものを感じた。
ランチ
エストニアに来て、初めて若者とじっくりな話す機会だった。(すごく積極的に話しかけてくれた!)
TECでは、日本の大学のように取りたい授業を生徒自身が選ぶことができる。そのため、どうしてその授業をとったのか、大学ではどのような勉強をしたいのか、また、私が大学で勉強していることにも興味を持ってくれるなど、将来の話をしてくれる生徒が多かった。ランチ中は、国籍関係なく大学生と高校生という立場でフランクに話すことができた。
他にも、エストニアの若者文化、流行など、高校生らしい話を聞くことができて(エストニアの若者もSNS大好きらしい)、とても楽しい時間だった。
ユニセックストイレ
校内を歩いていて驚いたことは、トイレである。3年ほど前に、校内の全てのトイレをユニセックスにしたため、性別関係なく全てのトイレを使用できる。
学校という場で子供たちがユニセックストイレを日常的に利用することで、ジェンダーフリーであることに抵抗がなくなるだろう。教育現場で導入することは、大きな役割と意味を持つと感じた。
実際に生徒に校内を案内してもらったり、授業に参加しながら生徒と話したりと、エストニアの若者の声を聞くことができた。日本に興味を持ってくれている生徒が多かったことも嬉しかった。とても楽しく充実した時間であった。
タリンイングリッシュカレッジの皆さん、ありがとうございました!
Tallinn English College: https://tik.edu.ee/p/232-dp-in-tallinn-english-college