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執筆者の写真Rian Namiki

エストニアを感じ、自分を見つめ直す

毎日が「楽しい」の更新!エストニア ー森のロッジと学生交流の経験からー



私は、今回のスタディツアーに参加して、エストニアのことが大好きになった。正直、このツアーに参加するまでは、特別エストニアに対して強い思いがなかったが、現地で色々な場所へ足を運び、様々な人と触れ合う中で、毎日「楽しい」が更新され、最終的には「帰りたくない!」と思うほど、本当に大好きになった。特に、森のロッジでの経験と学生交流の時間は、私にとってかけがえのないものとなった。前者は、一面が雪と森に囲まれたロッジに宿泊し、現地ガイドさん手作りのスープやパンを頂いたり、深い森の中をトレッキングすることを通じて、身も心もエストニアに染まる1日となった。都市部では感じることができなかった、エストニアの自然に対するスピリットを肌で体感することができ、少しだけエストニア人の心に近づけたような気がした。後者は、タルトゥ大学の学生であるミアとエストニアと日本の性教育(性的マイノリティを含む)、政治、文化についての対話を行った。先進的だと思っていたエストニアの性教育について、実際に両性愛者として、また、実際の性教育を受けてきた彼女から発せられる言葉は重く、インターネットには載っていない、リアルなエストニアの姿を捉えることができた。


写真:一面を雪で覆い被された木々に囲まれながらトレッキング。耳を澄ませば、森に住む精霊たちの小さな話し声も聞こえてきそう。


自身の成長を感じる時間 ーリフレクションー


1日の最後に全員で行うリフレクションは、ツアーを通して自身の成長を最も感じた時間だった。言語化や話を整理することが苦手、かつ、人前で喋ることに慣れていなかった私にとって、リフレクションは毎回気を張る時間だった。しかしながら、強制的に毎日話す時間が設けられていたことで、要点を整理してから話すことができるようになり、いつもは避けて対峙することのできなかった自分の弱さと初めて向き合うことができた。また、リフレクションを通して、自己理解を深めることができた。私自身、自分の専門である教育分野以外に関する興味や関心について把握できていないと感じるところがあったが、リフレクションに備えて意見をまとめているうちに、エストニア人のアジア人に対する意識について興味があることを知り、自身の新たな探求テーマを見つけることができた。


最後に


エストニアでの様々な施設訪問や人々との交流を通じて、柔軟な教育のあり方や必要性を再確認することができたと同時に、教育に対する新たな疑問や問題点が生まれたスタディ・ツアーであった。ツアーに参加した皆さんや先生との出会い、自分の中での気づきや感覚を大切に、今後の大学生活の糧として、より一層精進していきたい。


P. S.


エストニアが恋しすぎて、日本に帰ってからエストニアのスープを作ってみました!お野菜の優しい甘みが体に染み渡りました。とても美味しかったです!





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