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執筆者の写真Rian Sasaki

気づく 見つめ直す

エストニアで過ごした10日間は新たな考え方や文化を知る機会となったとともに、自分自身を見つめ直す機会となった。自分の中での価値観や基準をエストニアでの生活や人との関りからリフレクションの時間では他の人が感じたことを知ることができより考えが深まったり、自分の考えを客観的に見ることができたり、良い学びをできたように感じる。日本ではどうだろう?、どうしたらこの問題は解決されるのだろう?と答えのない疑問もたくさん浮かんできた。


この10日間で私は1000枚以上の写真を撮った。今でも写真を見ると鮮明にその時の記憶が思い出されるほど濃いツアーであった。学校訪問で生徒の方とお話をして、エストニアの学生が考えていること、そして私や日本に対して興味がある部分を知ることができた。またエストニアで印象的だったのは働いている女性が多いということである。訪問先の学校や美術館で案内してくださった方はほとんど女性の方であり、日本ではあまり見慣れない光景だなと感じた。もう一つエストニアで過ごして印象に残っているのは日本との自然環境の違いである。その一つが太陽だ。そもそも太陽が見える日が少ない上に、晴れていても昇る瞬間と沈む瞬間がわからないというのが不思議な感覚だった。また空気の乾燥も印象に残っている。日本に帰ってきたときにジメジメすると感じるほど湿度が低かった。言葉や映像では伝わらない肌感覚的な部分の学びも多々あった。


独立記念日があったからかもしれないが、エストニアではエストニア国旗とウクライナ国旗を街中で見かけることが多かった。ウクライナとエストニアのつながりも強く感じた。正直にいえば今までロシアによるウクライナ侵攻はどこか現実味がなく、遠い世界の話のように感じていたが、今回のツアーを通して苦しんでいる人がいること、


そしてその苦しみを救おうとしている人がいることを肌で感じることができた。自分にできることはないのか考えたいと思う。


実際に訪れることで気づけた発見も多く、有意義な時間を過ごせた10日間だった。今回学んだこと、そして自分への課題を忘れずに今後の学びに活かしていきたいと思う。冬の雪景色のエストニアも素晴らしかったが、いつか夏のエストニアも訪れてみたいと思った。

街中で見かけたエストニア国旗とウクライナ国旗

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